2008-05-28

字游工房

 視覚に障害を持つ人達のための本造り(点字による本や大活字本)に力を注ぐグラフィックデザイナーの高橋貴子さんを紹介するために字游工房にお連れした。気がついたら2時にお邪魔してから2時間30分以上も経っていた。
 『弱視の子供達の教科書を作るためには、近頃はやりのユニバーサルフォントとは異なる観点からアプローチして作られた専用のフォントが必要だ。』と高橋さん。大活字本を作ってきた今までの経験から導き出された結論だそうだ。そんなフォントで作られた本を必要としているのは弱視者に限ったことではなく世の中に広く大勢いるのだとも語っていた。
 鳥海さんも岡沢さんもお忙しい中を長時間にわたって高橋さんの話に身を乗り出し、耳を傾けてくださった。
 この出会いで何かが生まれそうだ。