2009-07-31

紫蝶軒

 (やっとインターネットに繋がる場所を見つけたので一気にアップデート)
 大連到着後の最初のグルメ便りは海鮮火鍋。
 活き作りの魚の名前はメモしなかったので不明。ずいぶん長いこと口をパクパクやっていた。もちろんそのまま生で頂いて最後の数片を火鍋に放り込んだ。ワサビが無かったので濃いめの醤油で頂く。
 ワサビが出ていなかったのは生で食べてもらうつもりがなかったのか、それとも濃いめの醤油で食べるのが大連式なのか。
 大きめのリンゴジュースのような瓶は大連のビール「新動」。軽くて水みたいに飲める。瓶の肩にある模様はサッカーボール。
 劉さんによれば大連はサッカーが盛んな街らしい。
 入った店の名前は安楽街が天津街と名前が変わる辺りで見つけた「天天漁港 紫蝶軒」。「天天漁港」は大連を代表する海鮮料理屋で市内に何店舗も展開しているようだ。
 後日気づいたのだが人民路にも大きな「天天漁港」があった。

2009-07-28

見えない事故

 今朝8時10分頃の通勤電車(地下鉄千代田線)の中。夏休みで空いているわけではなく、乃木坂駅で起きた人身事故のため大手町駅で停車中の車内は、ほとんどの乗客が振り替え輸送を利用するために降りてしまっただけ。
 霞ヶ関・綾瀬間の折り返しで再開された運転も一駅毎に時間調整をしている。この状況では赤坂駅にたどり着くことができないので、日比谷駅で日比谷線→銀座線と乗り継ぎ、勤務先には一時間ほど遅れて到着した。

2009-07-26

おにぎり(2)

 昨日、日本点字図書館で買ってきた「おにぎりパズル」を仕上げた。
 アプローチを変えてみたら簡単な組み上げ方が見つかった。そりゃそうだろうな、パッケージには『対象年齢7歳以上』と書いてある。

2009-07-25

第21回 出版UD研究会

 日本点字図書館に行ったのは「おいしいパズル」を買うためではなく「出版UD研究会」が主催する講演会「書体の作り方・選び方 」を聴講するためだ。
 定員60名の会場は講演が始まる頃は満席になり、主催者からは空いた席はつめて座るようにとアナウンスがあるほどの盛況だった。
 隣の席に座った見覚えのある人、なんだ「韓日タイポグラフィーフォーラム」でご一緒させて頂いた筑波技術大学の劉先生じゃないですか。この劉さん、ご本人によると中国三国時代の武将、劉備玄徳の直系の子孫だとか。
 『お久しぶりです。その節はお世話になりました。』
 講師は字游工房鳥海 修さん。
 文字の歴史から説き起こしキャップス社のために開発したばかりの「文麗仮名」を例に仮名デザインの手順を詳細に語ってくれた。
 鳥海さんは文麗仮名のコンセプトを決めるに際し夏目漱石の「こころ」をじっくり読み込んだという。
 開発から最終バージョンに至るまでの繊細な修整の足跡を一覧表示し、変更部分を示しながらその理由を説明されたときは、誰もが文字デザイナーになれると錯覚したのではないだろうか。そのくらい分かりやすく親しみやすい講演だった。
 講演の最後に今は全く見る機会が無くなってしまった溝引きを実演してくださった。
 ポスターカラーに溝差し、ガラス棒、面相筆で文字を書いていた頃が思い出された。
 講演の後は早稲田通りの"Picasso"(電話:03-3205-0491)に席を移して鳥海さんを囲んで懇談会が開かれた。
 この懇談会でフォント業界の最新情報にも触れることもできて、収穫の多い一日だった。

おにぎり

 日本点字図書館の売店で購入したアタマにおいしいパズル「おにぎり」。
 箱を開けるとプラスチックでできたジグソーパズルのピースのような駒と本物と間違えてしまいそうな梅干しが出てきた。
 これらの駒がジグソーパズルの駒と違うのは全てが2階建てで複雑な形をしていることだ。
 遊び方はジグソーパズルの3D判、中に梅干しを入れておにぎりを完成させる。
 完成させた写真をアップしようとしばらく挑戦したがなかなかに手強く今日はここまで。

2009-07-24

Jam Café

 足立の花火を楽しんだ帰り途はノザキさんとミキさんの三人連れになった。松戸駅で下車しミキさんの道案内で駅前のバー"Jam Café"に向かう。
 細くて急な階段を上ってドアを開ける。松戸にもこんな素敵なバーがあったんだ。
 "Jam Café"はチャージ一切無し、時々ジャズのライブあり。そしてこのマスター、昼はサッカーの審判を務めることがあるなど、ミキさんのお陰で良い店とマスターに出会うことができた。
 話が弾んでしまいJam Caféを出たのが午前2時過ぎ、店の看板時間をとうに過ぎてしまっていた。
 私達を追い出すこともせず辛抱してくれたマスター、ありがとうございました。

2009-07-23

足立の花火

 荒川間近、墨堤通りに建つ建昌ビル屋上で開催された「足立の花火」鑑賞会に参加。
 屋上手摺りの上に張られた提灯が気分を盛り上げてくれる。大型ポリ容器の中はキリッと冷えた缶ビールがぎっしり。
 ポリ容器の底の方から掴み出した一缶は初めて見る「うま絞り」、実は韓国で作られている発泡酒でネット販売で一缶88円で売られているらしい。
 変なクセが無くとても呑みやすい。黙って出されれば間違いなくビールだ。
 雨が心配された空模様だったが大会中に一度だけパラパラ来た程度。涼風に吹かれながら打ち上げられる華の数々を堪能した。
 花火が終了した後は2階の「かっぱ村」に移動、宴は深更まで続いた。
 この花火鑑賞会を主催し会場を提供してくれたヨシダさん、ありがとうございました。世話役を買って出てくれたタケウチさん、スズキさんお世話になりました。

2009-07-19

SAF

 うな重・竹で満足して今日の最終目的地、学生航空連盟(SAF)の活動拠点、栗橋滑空場(正式には読売大利根滑空場)に向かう。栗橋は4月19日以来になってしまった。
 滑空場に向けて利根川の土手を下りてゆくとランウエイの端にKa8Bがいたので我がオンボロ愛車と記念撮影。ランウエイに出ると汗が一気に噴き出してきた。
 活動の拠点となるピスト車と本部のテント群(実際は二張りだが)。
 テント前には冷たい麦茶や水が用意されている。メンバーはランウエイに飛び出して行っては燕のようにテントに舞い戻り水分を補給している。熱中症や脱水症予防への配慮だろう。
 訓練飛行と体験飛行で複座のJA2346 "ASK13"は今日も大忙しだった。複座が忙しく飛び立ってゆけば教官の久野さんや奈良さんも当然汗みずくの搭乗が続くことになる。両教官、お疲れさまでした。
 Ka8Bのコックピットに収まる松井くん。彼がこの機体のレストアに参加したのは2006年夏のことだ。それが今はソロでその機体に収まっている。
 彼の当時のつぶやき『これで飛べるようになれたらいいなァ。』が現実になっているのを目の当たりにすると、SAFの活動が着実に実を結んでいるのを実感する。
 松井くんを乗せたKa8Bがウインチに引かれて急上昇。
 空に浮かぶハンドクラフトそのもののKa8Bの姿には『可愛い』という形容が一番似合っている。
 久しぶりにその飛翔ぶりを見たJA28MN "ASW28"はKa8Bとは対極の最新鋭のシャープな機体。その姿からも空中での敏捷ぶりがうかがえる。
 降りてきた松井くんが車輪周りの異常が気になると言って自ら機体の下に潜り込んでいた。久野さんも側で見守るだけと言う頼もしさ。
 ランウエイの外れで索具の調整をする若いメンバー達の華やかなツナギは偶然らしいが交通信号もどきだった。

好多家

 御輿の準備をする人達にお礼を言って栗橋駅入口の信号を左折すると間もなく左側に「好多家」(埼玉県北葛飾郡栗橋町中央2丁目6-14/Tel:0480-52-0388)の大きな看板が見えてきた。この看板は「よしだや」と読む。目指してきたうなぎ屋だが店先にテントを張ってうなぎを焼いている。。
先ほど御輿を見てきたばかりなので『祭りだから店先で…?』とテントの下でうなぎを焼いていた店主に聞いたら『今日は土用丑の日ですから。』と言う返事。
 仕事の手を休めた店主が玄関先まで案内してくれなかったらキット入らなかっただろうな、この玄関では。
 中に入るとつくばいが出迎えた。玄関脇の看板には「割烹 うなぎ」とあったからこの辺りの冠婚葬祭の時にも利用されている店なんだろう。
 11時になったばかりと時間が早いせいか店内に客は無し。テーブル席の一番奥に陣取る。
左側がテーブル席、右は座敷、突き当たりが帳場でその左が玄関。帳場の前を右に行くとさらに大きな座敷がいくつかあるようだ。
 松・竹・梅のうな重から竹を注文する。うな重の隣に「うなまぶし丼」という見慣れない一品が書かれていたが「ひつまぶし」に似たものらしい。これも良さそうだ。
お重が出てくるまでに優に20分以上もかかったのは今日が特別に忙しいからなのか、それとも何時ものことなのか。やっと出てきたお重がきれいなので蓋をとる前にシャッターを切る。
 蓋をとるとその香りに20分以上も待たされたのを忘れてしまった。タレは濃すぎず甘過ぎず、うなぎの腹は柔らかく皮にはモチモチ感が残っている。上品なうな重・竹は1,600円で言うこと無しだった。

夏祭り

 栗橋交差点で国道4号線から細い60号線に入り、東三丁目の信号を過ぎた辺りの道端で御輿の飾り付けをしているのでバイクを停めた。駐車場の隅で真新しい担ぎ棒に磨きがかけられている。
 真新しい担ぎ棒だと思ったが、昔から使ってきたモノを一皮剥いて細くし担ぎやすくしたのだそうで、今夕、利根川橋たもとの八坂神社に向けて巡行するそうだ。立派な御輿だ。

2009-07-18

価格差

 今履いているサンダルの調子がよくない。長時間履いていると疲れてくる。4月にバンコクで一日に20,000歩以上歩いたときは足にマメができてしまった(当然か?)。2007年5月にソウルで買ったものだ。
 今朝は家人の買い物につきあって伊勢丹に出かけた。靴売り場の前を通りかかったときに偶然目にしたサンダル、足に当ててみると具合がいいので購入した。¥11,550(消費税込)だった。
 帰宅してからこのサンダルに刻印されている"Clarks"が何者なのか気になり即google、イギリスが発祥の地と分かった。検索で同時に引っかかった価格.comのページには同じ商品に16,590円(消費税込)の価格が付いていた。他のネットショップも見たが同様の価格だ。
 何がビックリって対人販売のデパートの方がネットショップよりも値段が安かったってこと。同じモノなら店舗の対人販売で買うよりネットショップの方が安く買えると信じ込んでいたが、そうとは限らないことを知った。

2009-07-14

扇子

 台北からの依頼で女物の扇子を探しに宮脇賣扇庵東京支店へ。
先日お会いした増淵さんが対応してくださった。10本ほど見せて頂いた内の最後の一本は象牙の親骨に白檀の中骨、親骨にも中骨にも繊細な透かし彫りが施されている。全てが職人の手仕事による彫りだと言うことで値札を確認したら¥252,000円(消費税込み)。

2009-07-12

大利根飛行場

 今日は飛んでるかな"JA2407 Dimona"と思いながら利根川の土手下を大利根飛行場に向かう。
 土手を越えてゴルフ場(ニッソーカントリークラブ)の中を通り抜け正午前に飛行場に入る。初めてここに来たときにはゴルフ場の中を通り抜けないと飛行場に入れないことを知らず、飛行場への入口を捜して土手と河川敷の間をずいぶんウロウロしてしまった。
 この時間では未だ早いのか飛び立って行く機影が少ない。
 写真は離陸する"JA21HE IS-28M2/GR"(インダストリア・エアロノーテイカ・ルーマニア・ブラゾフ式)。その後何度かタッチアンドゴーを繰り返していた。
 お目当ての"JA2047 Dimona"は飛行場の片隅で未だお休み中だった。
 大利根飛行場を後にして利根川の北岸に沿った道を霞ヶ浦の東南端、潮来の入り口まで行ってみる。この道、バイクだと大変に走りやすいのだが途中にコンビニエンスストアも何にもないのが難点。

2009-07-11

ディメンション X

 青田の後は「メタル・アート・ミュージアム」に向かう、と言っても印旛捷水路に架かる「あんのうばし」まで戻ればミュージアムは直ぐそこだ。
 入り口の掲示を見ると「第8回 金属彫刻作家新鋭展」開催中(8月2日(日)まで)。作家達によって『ディメンションX』と名付けられたグループ展だ。
 ◆佐々木速人:作「そこにないもの」
 この作品を見ていて訳もなく大友克洋の『AKIRA』を連想してしまった。
 ◆圖子哲哉:作「生きるために必要なものは、あまりに少ない」
 緑の芝にめり込んで隠された機体が連想できないが、尾翼の端で剥き出しになったラダーの芯材が見る者の目を突き刺してくる。
 ◆小室貴裕:作「ぼくたちの惑星」
 両手をポケットに突っ込みイソギンチャクのマスクを着けた猫目の少年は何を見つめているのか。
 表面の光沢とツルンとした質感が気持ちいい。
 ◆塩野太朗:作「Blast」
 ロケットに仕掛けられたベースはウッドベースならぬアイアンベースか。端正な姿だ。
 作品銘板の下に『*琴線にふれて下さい』と描いてある。弦をはじくと背後の後の壁からエコーがかかった元の音が聞こえてくる。
 弦を張っている駒の裏にピックアップが隠されていた。

印旛沼

 印旛捷水路に架かる「あんのうばし」の直ぐ隣に架かる北総鉄道延伸線の鉄橋はほぼできあがり。成田空港に行くときは多分お世話になるのだろう。
 今日は「重」じゃなく「丼」にトライ。うなぎのプリプリ感は上うな重と全く変わらない。うなぎが小振りでご飯も少なめ、軽く済ませたいときにはいいかもしれない。
 1,280円のうな丼は印旛沼漁業協同組合「レストラン水産センター」にて。
 昼食後、レストラン裏手のうなぎ養殖場に下りてみた。
 生け簀の一つに『絶滅危惧水生植物 アサザ』の看板が立っているのを見つけて覗いてみると、クサヨシ(?)に混じって小さな丸い葉の群れが浮いていた。
 一面の稲田を見たくて、今はうなぎをやめてしまったので滅多に寄らなくなってしまったふたご亭の前まで行ってみた。
 当たり前のことなのだろうが見渡す限りの青田は一本一本が皆同じ背丈で育っている。不思議と言えば不思議なことだ。