2010-03-30

感動も新たに

 やっと事務局からグランプリのカップと賞状が届いたというので、開店直後で未だ客がいないのをいいことにカウンターに並べてもらった。
 Blossomのカウンターに並んだカップと賞状は今月始めに開催されたカクテル・コンペティションのグランプリ杯と賞状(グランプリ、ベスト・ネーミング賞、ベスト・テクニカル賞)で白川さんが受賞したもの。
 長沼さんのメダル(銅賞)と賞状は既にBlossomに無く、撮影できなかった。
 カップと賞状を撮影して最初のオーダーは、この鱗柄の角瓶が欲しかった頃を思い出しながらの水割り。カウンターから『珍しいですね!』の声、確かにここでバーボンの水割りを頼むのは初めてかもしれない。
 二杯目は長沼さんの銅賞作品"Buena Vista"。深い緑色がイイ。I.W. HARPERの水割りの後では甘い一杯だが、落ち着いて口に含むと複雑な香りと味わいに気付いた。
 レシピは以下の通り。
  ラム ハバナクラブ3年(35ml)
  ディタ・ガヴァリキュール(15ml)
  パッションフルーツピューレ(10ml)
  フレッシュレモンジュース(5ml)
  フルーツキュラソー(1tsp)

2010-03-28

大利根飛行場

 伊勢屋を後にして県道5号線、4号線を経由して利根川にぶつかる栄橋交差点で左折。後はひたすら土手下の道を大利根飛行場に向けて走る。
 ニッソーカントリークラブの中を抜けて飛行場に入ると朝からの強い北風が影響しているのか、カバーを被っている機体が並ぶばかり。寒い飛行場だった。

伊勢屋

 以前、いかつい玄関先でUターンしたことがある伊勢屋。その引き戸を開けて中に入る。
 大きなショーケースに入ったコブ白鳥の出迎えを受けた。ケースの説明に「…昭和38(1963)年に皇居のお堀から寄贈されて牛久沼で飼育していたもの」とある。
 ピカピカの床に「ブーツを脱ぐのか、面倒だな!」と上がるのを躊躇したが、上がりかまちに「お履き物はどうぞそのままお上がり下さい」の木札に気付いて奥に進み突き当たりのガラス戸を開ける。
 テーブル席に先客は無し。一番明るい角の席に座る。
 玄関のいかつい印象とは違って優しく丁寧な接客に即リラックス。走り出すと予想外の冷たさでかじかんだ手指をこすっていると、ベテランの仲居さんがしきりに「エアコンの吹き出し口の暖風で暖めなさいナ」と勧めてくれた。
 テーブルの横ははめ殺しのガラス窓で牛久沼が望める。裏庭から続く「牛久沼水辺公園」に白鳥が群れているのが覗ける。
 注文してから待つこと20分。出てきた「上うな重」には姿のいい蒲焼きがのっている。「い志ばし」の焦げ目がきついうなぎに比べると上品に見える。身は柔らかく皮の焦げた風味と甘からず辛からずのタレが合う。2,300円。
 牛久沼の伊勢屋は藤代バイパスができたために見つけにくくなってしまった。
 東京方面から水戸街道(国道6号線)を進み藤代バイパスに入る。新川交差点を過ぎてから左側に注意しながら進むと直ぐに(牛久沼大橋に入る手前)佐貫町に下りて行く小さな分岐があるので入る。小さな掘り割り(谷田川)を渡る直前で左折し道なりに進むと右手の土手下に伊勢屋の三階建て(一部四階建て)の白いビルが見えてくる。
 牛久沼大橋を渡ってしまった場合はそのまま水戸街道を進み最初の信号(鶴舞)でUターンし藤代バイパス(牛久沼大橋)に入らないように気をつけて東京方面に向かう。鶴舞の信号でUターンしてから最初の信号(八間堰)を右折して谷田川を渡り直ぐ右折する。後は道なりに進めば右手に伊勢屋が見えてくる。

2010-03-26

 東京都庭園美術館前の桜が一本だけ見頃を迎えていた。

2010-03-24

アイビス

 グランプリ受賞後初めてBlossomのカウンターで呑む白川さんのアイビス
 レシピは以下の通り。
  ラム(25ml)
  ピーチリキュール(10ml)
  チェリーブランデー(10ml)
  アーモンドシロップ(10ml)
  フレッシュライムジュース(5ml)
 ラムがベースだからなのか好みに合う味と香りで初めて口にしたときの印象のままだ。
 二杯目はハバティーニ。いつ呑んでもこのタップリの量が嬉しい。
 スタッフの佐々木さんと話している内に何かの弾みで紫蘇が話題になり、紫蘇のリキュールがあると言ってラックからボトルを出して見せてくれた。
 柚子のリキュールもあるのだと言って二本をカウンターに並べ、それぞれをショットグラスに注いでくれた。

2010-03-22

DREAM.13

 DREAMは総合格闘技のDREAM
 そのDREAMのオフィシャルスタッフを務めている野崎さんが用意してくれた招待券で白川さん、三宅くん、小松原さんを誘って横浜アリーナに行ってきた。
 総合格闘技はその人気が下降線をたどっているそうだが、開場を待つ入口の前は沢山の若い男女で一杯。中には幼児連れの若い夫婦の姿もある。熱いファンが多いのだろう。
 どの試合も実際にリング上で戦う時間よりも前後のセレモニーの方が長いが、熱心なファンにはそれも大切なのかもしれない。
 第1試合 無差別級ワンマッチ:MINOWAMAN vs JIMMY AMBRIZ。勝者 MINOWAMAN 2R 2:42 足首固め。
 第7試合 フェザー級タイトルマッチ:BIBIANO FERNANDES vs JOACHIM HANSEN。勝者 BIBIANO FERNANDES 2R 5:00 判定 2-1。

2010-03-20

おめでとう!

 宣我さん、大樹くん、結婚おめでとう。
 上手く進まない卒業制作、なかなか決まらない就職活動とデザイン学校卒業前後の暫くは、辛く苦しい日々が続いていたけどあれから3年。今回は即断即決だった(…ようだ)。
 さいたま市大宮で開かれた深谷大樹くん・金宣我さんの結婚披露宴会場で宣映さん、下島さんとも会うことができた。
 花嫁のブーケを引き当てたのは偶然にも宣我さんの大親友。宣映さん、次は君の番だ!

2010-03-18

追い出しコンパ

 今年も学生航空連盟(SAF/学連)の追い出しコンパに呼んでいただいた。会場は昨年と同じ徳デカ唐揚げが名物の池袋「海峡」。
 学連の活動を支えている先輩諸兄姉のグライダーにかける思いの強さは、一年間で見違えるように成長した学生を見れば門外漢にも伝わってくる。
 諸先輩の話が熱くなる前にメニューに集中する今年の追い出され組、杉山さん、松崎くん(学生代表)、成田さん(学生副代表)。
 お酒も一巡し料理でお腹も落ち着いたところで、この三人から在籍中に果たせなかった思いのたけが学連に残る学生達に託され、教官・先輩諸兄姉からは三人に対して訓練の評価と暖かい励ましがあり、目頭ウルウルの一コマもあった。
 会場となった「海峡」前の廊下で記念撮影に収まるSAFの皆さん。優しくイイ顔をしているのはお酒のせいではない。目一杯グライダーについて語ったからだ。

2010-03-16

本郷館と豆屋

 小石川のASP (Application Service Provider) を訪問した帰りに折角なので富坂を下って本郷界隈をぶらり。小学生の頃に遊び回った旧森川町の路地路地を尋ねてみた。
 取り壊しの話が持ち上がっているはずの木造三階建ての下宿屋「本郷館」、建物は健在だったがさすがに今は誰も住んでいない。門柱に渡された鎖で小さな『立ち入り禁止』と『見学禁止』の札が揺れていた。
 本郷館の前を下って行くと旧田町通り(現在は地下に南北線が走っている)に出るので白山通りに向かって左折する。
 菊坂下まで坂道を下りると豆腐屋の真向かいで、ここも子供の頃から変わらない「石井いり豆店」が戸を開けていたので覗いてみた。
 店内は豆を煎る炉の熱で熱いくらい。奥から顔を出した店主に訊くと四代目で、真砂小学校の卒業だという、我が後輩というわけだ。
 旧田町通りにあったあちらの店こちらの店の消息を伺いながら、かつての我が同級生の様子なども尋ねてみた。四代目とは歳が離れすぎていて(こちらが上過ぎて)共通の知人を見つけることができなかった。
 仕事の手を止めさせてしまったが四代目はいやな顔をせずに相手をしてくれた。

2010-03-15

サカスのインコ

 赤坂サカスの駐輪場でインコを見つけた。柳さんの作品じゃないだろうな?

2010-03-14

グランプリと銅

 東陽町の「ホテル イースト21東京」で開催された「第22回 ジュニア・バーテンダー・カクテル・コンペティション」関東地区大会で応援に応えてくれる結果が出た。
 手の震えでメジャーカップがカタカタ鳴ってもおかしくない初出場の長沼さん、大型新人の呼び声に応えるような落ち着いた演技を披露していた。
 作品はラムをベースにしたショートカクテル「Buena Vista」。
 事前にBlossomでテイスティングさせてもらったときはRumよりもDITAの味と香りの方が強く、甘さが印象に残る作品だった。
 この大会の第20回大会では初出場で銀賞を獲得している白川さん。今年はどんな結果を出してくれるのか。関係者の下馬評ではグランプリの声が高いと言う。
 白川さんの作品もRumベースのショートカクテル「アイビス」。
 こちらもBlossomで事前にテイスティングさせてもらったが、材料のどれか一つが主張するということもない。味と香りのバランスが良くキリッとした印象の作品だった。
 各賞の発表が始まり銅賞の発表で自分の名前を呼ばれた長沼さん、直ぐには反応しなかった。受賞を予想していなかったのだろう。壇上に上がった長沼さん、同じ銅賞を受賞したBlossomのスタッフ達と交流がある安井さんと並んで立った。
 各賞の発表でベスト・ネーミング賞とベスト・テクニカル賞の二つを受賞した白川さん、確実に力をつけている。銀賞発表、金賞発表で彼女の名前が挙がらなかった時点でグランプリ受賞を確信した応援団から嬌声が上がった。
 応援団の期待に違わずグランプリの発表で呼ばれた名前は白川さんだった。いよいよ全国大会制覇の準備ができたわけだ。先輩格の野口さん岡崎さんとの協演が実現するのだろうか。
 Blossomの敷居がまた高くなったかな?
 表彰式を終えてパーティーの席に下りてきた二人が応援団の前で交わした熱い抱擁。白川さんはグランプリ受賞者に贈られるグリーンジャケットを着ている。
 本日の熱い応援団の面々は三宅さん、佐藤さん、知念さん、林さん、野口さん、岡崎さんと白川さんのお母さんとお祖母ちゃん。

2010-03-12

春の風

 赤信号で停車する度に、朝の冷気で痛くなった指先をグローブごとエンジンヘッドに当てて暖をとりながら到着した栗橋の大利根滑空場。
 滑空場のランウエイは枯れ草とクローバーやオオイヌノフグリが斑を作り、ヒバリが天空向けて駆け上がる。

 ランウエイの脇には忘れられたように、出番のない赤錆びたグレーダーが春の陽射しを浴びている。ここ、大利根滑空場に通い始めてからずいぶん立つが、未だ一度もこのグレーダーの活躍する様子を見たことがない。
 数日前にSAF飛行クラブの関口さんから『集合場所:大利根滑空場、集合時間:2330Z …』と言うメールを頂いていたので朝7時過ぎに家を出た。
 会場となる大利根滑空場には2320Z(8:20)に到着。既にランウエイの端で五島さんが携帯電話で何処かと連絡を取っておられる。
 そのうちに一人二人とクラブの皆さんが顔を揃え始め、関口さんご夫妻もクラブカーでやってきた。
 今月の23日に加須市・騎西町・北川辺町・大利根町の一市三町が合併して新「加須市」になる。その前に各市町の首長にJA2407 "Dimona"に乗ってもらい、それぞれの行政区域を上空から視察してもらうということらしい。
 昼頃に風が強い南風に変わるという天気予報でその催しも急遽中止。先ほどの五島さんの連絡は関係各方面への中止の連絡だったようだ。
 予定が首長招待フライトから"Joy Flight"大会に変更となり、峰岸さんの隣の座でひばりの上を飛んで頂いた。
 上空で峰岸さんから"Lazy Eight"なる曲技飛行を何度かご馳走になった。これは、降下して左方向に急旋回・急上昇、機体が水平になったところでもう一度降下して今度は右方向に急旋回・急上昇したように感じたが実際はどんな動きだったのだろう。多分8の字を描くような動きだったのだろう。
 不思議な浮遊感を体験した後はピュア・グライダーが一機もいないランウエイに向かった。

 風が南向きにならないうちにと五島さんと原さんを乗せて大利根飛行場に向けて飛び立つJA2407 "Dimona"。

2010-03-05

嵯峨 英二 展

 初日に顔を出すように言われていたが今日になってしまった「嵯峨 英二 展」(3月6日まで)。会場は銀座のギャラリーオカベ
 壁には作家ご本人にそっくりな猫のタマが弾けている作品がならぶ。どの額も明るくてカラフル、勢いのある線で飛び跳ねるタマから元気をもらった。
 床に無秩序に並ぶのは一つ一つがユーモラスな表情をした木製のオブジェ。嵯峨さん元々立体を作っていた作家だという。こちらの弾け振りも楽しい。
 会場で一番大きな作品の前でキューレーターの風戸さんと嵯峨産に並んでもらった。

2010-03-03

到来物

 遼寧省盤錦からの到来物が二つ。
 缶のラベルに「多奇」ブランドの「東南名茶」とある。福建省福鼎市で作られたようだ。お茶の種類は飲むまで不明。
 こちらは白酒「衡水老白干」。コーリャンを原料にしたパイカルでアルコール度数は67度。
 管理組合の運営で大変お世話になっているA氏にと思って買ってきてもらったものなので味・香りは未知のまま手元を離れていった。

2010-03-02

往く人来る人

 Blossomのカウンターに入って三ヶ月が過ぎた新井さんと、昨日からカウンターに入っている佐々木さん。Blossomを卒業していった二人、これからBlossom色に染まってゆく二人、というところか。