2011-12-31

桃の花

新春を迎えるために活けた桃の蕾がガラス窓からの光を受けて一斉に開き始めた。

2011-12-29

納会

昨年の職場の納会では強い酒がテーブルを回って来て懲りた面々が多かったせいか、今年はご覧の通りのラインアップとなった。


職場での納会の後はBlossomへ。暖かいものが欲しかったのでアイリッシュ・コーヒーをお願いした。熱いコーヒーの上を冷たくて甘いクリームが見事な厚みで覆う。作ってくれた白川さんも滅多にないくらい上手くできたと納得していた。

冷たくて甘いクリームをすり抜けてくる苦みとコーヒーの香り、強いアルコールが我がオアシスBlossomでのこの一年の締めくくりとなった。なんと、昨年も同じものを作ってもらっていたのは単なる偶然か。

2011-12-27

カンチャンチャラ

ユネスコ世界遺産に登録されているキューバの古い街、トリニダにあるバー「La Canchanchara」からとられたのがこのカクテルの名前。地元でよく呑まれるカクテルで、夏はアイスで、冬はホットで楽しめる(マティーニ・イズム/毛利隆雄:著/たる出版より抜粋)。

レシピはシンプル、ハチミツ(大さじ一杯)、ホワイトラム(60ml)、レモンジュース(20ml)、水または湯(15ml)。今日はホットでいただいた。

レモンの香りと酸味にハチミツの甘さがからみ、その中からラムの香りが立ってくるサッパリしたカクテルで日本には「カンチャンチャラ友の会」があるそうだ。


Googleで"La Canchanchara"で検索したらこんな可愛らしいマラカス振りに出会った。

2011-12-25

灼熱の魂

母の遺言で双子の姉弟ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マキシム・ゴーデット)が父と兄を捜しに、母ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)の故郷がある中東に向かう。
話の結末はジャンヌとシモンにとっても、スクリーンのこちら側にいる聴衆にとっても過酷なものだ。
原題か “Incendies" は今も中東で繰り返されている宗教と民族間の果てのないいがみ合いを背景にした、道具立てを変えたミステリー映画だ。

2011-12-23

忘年会

Blossomの常連が赤坂の鳥酎に集って忘年会。店長の田中さんの計らいで急遽、店にある酒・焼酎は全て飲み放題となった。集まっている顔触れを考えると店にとっては恐ろしいサービスだと思うのだが田中さん、やってくれるもんだ。今日のピカイチは美丈夫だった。

最初に出てきた沖漬けと〆鯖が田中店長の心意気を現している。言うこと無し、申し分無しの滑り出しだ。


時間と共に深まる交流は、杯交換会ならぬグラス交換会で大吟醸から黒糖焼酎まで、皆さんしっかり楽しんでいた。

2011-12-22

金子雄生ソロ・ライブ

ピッキーヌの左隣が今夜の「金子雄生ソロ・ライブ」会場カフェ・ヴィオロン(CAFÉ LE VIOLON)。

金子雄生、今年最後のライブはこのフリューゲルホルン一本で勝負。テーブルの上にさりげなく置かれた銀色に輝く楽器からは何が飛び出すのか、タノシミ。


ラッパ一本のソロ演奏、暖かく柔らかい音色もさることながら、打楽器になったり、悲痛なばかりのバーストサウンドを絞り出したりで、知らぬ間に聴いている者を金子雄生の世界にトリップさせてくれた。


演奏が終わって帰り際、店の右隅、一番奥で雄生くんの演奏をじっと見つめていたヴィオロンのマスターに気づいた。

ピッキーヌ

忘年会シーズンなのに人影が少ない夜の阿佐ヶ谷スターロードが寒々しい。


「金子雄生ソロ・ライブ」の前に腹拵えをと、前々から気になっていたスターロードの奥まったところにある小さなタイレストラン「ピッキーヌ」へ直行。


店のドアを開けると店内は狭い。12名で満席になってしまうテーブルの上に可愛らしい貝殻のシェードが下がっている。


初めて入った店なので、メニューを見ながらウエイター氏のアドバイスを受けてセットメニューから豚肉入りこいくち麺「クッティオムー」と豚の甘辛焼き飯「カオムーヤン」を選んだ。二品で850円はお得感が強い。飲み物にSINGHAビール(500円)を注文した。

テーブルに出てきたクッティオムーとカオムーヤンの香りにノックアウトされた。香りだけで涎が出てくるほど。香りどおりの味でピッキーヌが阿佐ヶ谷のタイレストランとして知られた店であることに納得。厨房で腕を振るうコック氏はタイのビジットの人と聞いて意味もなく納得。


二階席も一階と同じくらいの広さで12名分の席が用意されていた。


ピッキーヌのオーナーは今夜の「金子雄生ソロ・ライブ」会場になるお隣のカフェ・ヴィオロン(CAFÉ LE VIOLON)のオーナーと同じ寺元さん。演奏前に寺元さんにピッキーヌの意味を聞いたら、長さが2cmほどのタイの小さな唐辛子のことで小さいながら唐辛子の中でも一番辛い品種だそうだ。

寺元さんの話によればピッキーヌとはネズミの糞と言う意味だという。店のメニューには「PLIKK KEE NOO」と刷られているがインターネットで検索すると、同じような唐辛子のことで「PRIK KEE NOO」と出てくる。果たしてこの二つは別物か?

* 後日、ピッキーヌの綴りをバンコクの友達に確認したら "prik kee noo" が正しいと教えてくれた。

2011-12-21

電子出版アワード大賞

午後3時30分から一ツ橋の日本教育会館で「第5回JEPA電子出版アワード」のジャンル別授賞式と大賞の選考会が開かれた。

ジャンル別の各アワードには事前にインターネットを経由して行われた投票により次の各社が受賞した。

◆ネットワーク・コンテンツ賞:EPUB電子雑誌OnDeck(株式会社インプレスR&D)
◆ベスト・ショップ賞:BookWeb Plus(株式会社紀伊國屋書店)
◆オンライン・サービス賞:iBookstore(Apple)
◆ベンチャー・マインド賞:e読書ラボ(国立情報学研究所)
◆デジタル・インフラ 賞:電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト(一般社団法人日本電子書籍出版社協会)
◆アドバンスト・デバイス賞:Kindle Fire(Amazon)
◆ロングセラー賞:電子書籍販売サイト eBookJapan(株式会社イーブックイニシアティブジャパン)

ジャンル別アワードの授賞式に続き、その場で大賞の選考会が行われた。写真は投票の集計を行う事務局の担当各氏。


投票の結果大賞に選ばれたのは下記。

◆電子出版アワード大賞:EPUB電子雑誌OnDeck(株式会社インプレスR&D)

大賞受賞の挨拶で喜びと今後の抱負を語るインプレスR&D OnDeck編集部 福浦一広さん。


併せてJEPAの活動において功績があった次の二氏が個人特別表彰を受けた。

◆個人特別表彰:故 前田 完治さん(日本電子出版協会 設立メンバー 初代会長)
◆個人特別表彰:村田 真さん(EPUB日本語拡張仕様策定 技術責任者)

JEPA関戸 雅男会長と共にジャンル別アワード受賞者と特別表彰受彰者による記念撮影。

2011-12-19

Mojito

早めに用事が片づいたので開いたばかりのAVANTIへ。岡崎さんが『お客さんから頂いた柚子が沢山ある』と言うので、その柚子を使ったMojito(モヒート)を作ってもらった。

歯痛で顔の右半分を腫らした野口さん、見るだに痛々しい。一日も早く治りますように。

2011-12-17

鬼怒川温泉

昨夜、鬼怒川温泉「あさや」で開かれた今年の忘年会、幹事の新趣向で大いに盛り上がった。参加者が皆大人になったせいなのか、酒の呑み方は数年前に比べるとおずいぶん穏やかだった。

今朝、最上階にある露天風呂に行ったら周囲の山はうっすらと雪を被っていた。

写真は宿泊した部屋から見下ろした鬼怒川とその脇を走る東武鬼怒川線の車輌。

2011-12-10

PowerShot S100

12月8日に発売された Canon PowerShot S100、発売当日に¥54,800で購入した人もいるようだ。

価格ドットコムでの今日の最安値が ¥46,178。来年2月末迄に幾ら迄下がるのか?

2011-12-06

佐藤 烓 器展

昼過ぎから降り始めた冷たい雨は日が落ちてからも降り続いている。横着をして鞄の中の折りたたみ傘をささずに六本木画廊で開催されている「暮らしのデザイン Vol.2 ― 佐藤 烓 器展 ―」に出かけた(12月11日まで)。

展示されているのは佐藤 烓さんの手になる須恵器の日常雑器。鉄色をした焼き肌にモダンな荒々しさが見える。

田畑明子さんによってテーブルに並べられた展示作品の一部に洒落たカナッペなどオープニングパーティーに饗されるおつまみが盛られている。展示作品が実用に供されているのを初めて見た。


大皿の反りは窯の中で生まれた意図しなかったカーブだそうだ。


周囲の壁に掛けられたモノクロ写真は中道順詩さんの作品。モノクロ写真が饒舌だったことを思い出させられた。

2011-12-04

今朝の西空

ここに引っ越してきたばかりの頃の冬の晴れた西空には富士山が見えていたのだが、今は建物の陰になってしまった。代わりにこの夏からはこれが見えるようになった。

2011-12-03

かっぱ村忘年会

12月に入って最初の土曜日、今年最初の忘年会は恒例となったかっぱ村忘年会。集まったメンバーはスポーツジムのトレーニング仲間達。

日頃はジムで顔を合わせてもお互いに軽い挨拶を交わすだけの仲間達だが、お互いの交流を深めトレーニング情報を交換する年に一度の懇親会にもなっている。


今夜のアマゾネス達は酒の力なのか皆さんおしとやか。左端は今年のオールジャパン女子アームレスリング選手権大会で優勝した勝見さん。


会も終わろうとする頃、これもかっぱ村忘年会の名物になった観のある有志(単なる酔っぱらい?)によるパフォーマンス。来年のコンペティションに向けて調整中のビルダーも途中経過を披露してくれた。

馬橋接骨院

腰の骨がズレそうなイヤな感じがとれないので、朝一で馬橋接骨院へ。施術が終るころには治療に通うスポーツ学生達で入口がごった返していた。

◆後藤施術師が馬橋接骨院のホームページを作ったと聞いたので、早速リンクを張らせてもらった。

2011-11-29

宮崎工装社

同じスポーツジムでトレーニングしている宮崎さんの仕事場「宮崎工装社」を見せていただいた。

パソコンの刺繍パターン作成ソフトと連動する多頭式コンピューターミシンと職人技が要求される手動の横振りミシンが並ぶ貴重な刺繍工房だ。

多頭式コンピューターミシンに刺繍のパターンを送るソフトウエアはごく普通のパソコンだった。


初めて見る多頭式コンピューターミシンは、一つのパターンを一度に多数の生地に打ち込むことができる。生地を固定する台の動きが面白い。


工房の一角に飾ってあったサンプル。企業のロゴ、クラブのマーク、ワッペンなどなど、このボードを見ているだけでも楽しい。


横振りミシンで紙に文字を書くように刺繍して行く宮崎工装社代表・宮崎常彰さん。


もちろん生地に下書きなど無い。伺うと文字の形や大きさは頭の中に入っているとのこと。生地から文字が浮かび上がってくる様子は神業だ。左右に振れる針が筆になって生地に文字を書き込んでいるのかと錯覚する。

このミシンを使いこなせるようになるまでに10年掛かるとのこと。今は横振りミシンを扱える人が数えるほどになってしまったと言っておられた。

『このミシン一台で家族を養い子供たちを育てたんだ』と代表は横振りミシンへの愛着を語ってくれた。



多頭式コンピューターミシンの下に積み上げられた箱は刺繍糸。特に色毎に分類して積んであるわけではないそうだが、何処に何色の糸があるのかは直ぐに分かるという。


宮崎さんのお兄さんが、好きなハワイに因んで趣味で作ったトレーナー。よく見ると朝食のメニューになっている。


こちらは宮崎さんが中学生の時に横振りミシンを使ってご自分で作ったという「MOSS HAWAII」と「NOWイ君」。


最後に宮崎代表が取り出して見せてくれたのはTony Lamaのミニ・ウエスタン・ブーツ。柊の葉のステッチが見事だと言う代表のコレクションだが、是非にと言われたのでご紹介する。

2011-11-26

本多真理子展

メタル・アート・ミュージアムで開かれている本多真理子展(12月25日まで)の作品をじっくり見ていると頭の中に『???』が湧いてくる。

◆Red Line connection #20(毛糸・鉄)
鉄の柱からクモの巣のように屋外展示場一杯に張られた真っ赤な毛糸。使われた毛糸は3キロメートル余り、中央の柱を目の前にして作家は何処から赤い糸を張ろうと考えたのだろう?


◆Red Line connection #20(毛糸・鉄)
近づいて見ると長い鉄の棒は赤い毛糸だけで吊り下げられている。他に鉄材を支えたり吊ったりしているモノは何も無い。毛糸ってこんなに強かったっけ?
作品に大きな塊が持つ圧迫感はないが、剛と柔、黒と赤が問いかける『???』が面白い。


北詰館長を挟んで作家の本多真理子さんと来館していた彫刻家の金原英二さん。

2011-11-25

アナマリアさん

近くまで行ったので池田くんの個展会場に寄ってみた。

お茶を頂いて話し込んでいたらドアを開けて賑やかなお客さんが入って来た。池田くんとは作品つながりだという Ana Maria Cristina さん、多彩な方だ。

2011-11-24

シングル・モルト(3)

アイラ島のシングルモルト "LAGAVULIN 16 YEAR OLD" をオンザロックで。ピートの香りがゆっくり口の中で広がり最後にかすかに甘味が訪れる。

この数日、シングルモルトを呑んで来たが好みは "GLENMORANGIE 18 YEARS OLD" かな。

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弁当戦争

勤務先のある通りは弁当激戦区だ。わずか200メートルほどの間にある食堂が店の前にビールケースを積んだり段ボール箱を置いたりして、それぞれ日本、韓国、台湾、中国、インドの弁当を売っている。

今日は台湾の弁当を買ってきた。450円。缶入りの烏龍茶がついてくる。昨日の残り物を詰めたんじゃなかろうかと疑ってしまうが、しっかり本場の味がしている。

2011-11-22

LOOP

6年前に初めてお会いした西澤利高さんの"LOOP"展が六本木画廊で開催されている(12月4日まで)。

白い階段を下りて入り口を入ると床は画廊には珍しいサーモンピンク。その床に直に置かれた作品 “Untitled” が最新作で今までの作品とは少し違った表情を見せている。


奥にあるパントリーの入り口右側に展示されている作品 “loop_011” は、見慣れてきた銀処理の作品とは異なりキリッとした触感で表面はクローム処理されている。


この展示会の後はロシアのフォーシーズンズホテルに行ってしまう大作四点。国内では最初で最後の展示になる。

作品は左手前から “loop_27” “loop_26” “loop_24” “loop_25” 。


上の四点の中の一点 “loop_25” 。

2011-11-21

シングル・モルト(2)

一杯目はアイラ島"CAOL ILA NATURAL CASK STRENGTH"をオンザロックで。同じアイラ島の"ARDBEG"よりも角がなく甘味がある。


二杯目はスコッチ"GLENMORANGIE 18 YEARS OLD"をストレートで。一口含むと花の香りが広がり、スコッチの印象が変わる一杯だった。