2015-11-28

松虫寺

奈良東大寺より5年早い天平17年に開創されたと伝わる松虫寺
ご本尊の開帳は33年に一度、三年前の平成24 (2012) 年に開帳されている。2010年に訪れた時はすっかり褪せていた薬師堂の朱が塗り直されている。



大きな曲線を描き向背柱にかかる海老虹梁。



松虫寺の裏の細い道を奥まで進む。



陽だまりの仕舞屋の前で一休み。
辺りにコーヒーの自動販売機が無いのはきっと良いことなのだ。

い志ばし

いつ通りかかっても、席が空くのを待つ人が列をなしているので入るのを諦めるい志ばし。今日は店の裏の駐車場にも人影がなく、直ぐに入ることができた。



五、六年前まではメニューのうな重に「並(1,260円)・上(1,575円)・特上(1,890円)」とあったのだが、今は「うな重(2,600円)」だけ。この値段なら美味くて当たり前。


印旛捷水路

「い志ばし」への行き帰りに通りかかる印旛捷水路。奥に見える橋は山田橋。

2015-11-27

ワイルドステーキ 300g

体力が落ち気味。そんな時はワイルドステーキ300gが良い。良い具合のレアで食べ始めることができた(いきなりステーキ銀座四丁目店)。

2015-11-25

'60年代の仲間達

水道橋「膳菜や」に集い、即、1960年代にタイムスリップ。
あの時代を共有した高島、追立、川浪、ミチヨ、久野、菅原の面々。

DEEP KITCHEN

ほうれん草を使った緑色のカレー以外はどれも同じ見た目だが、これはマトンカレー激辛。今日のランチは DEEP KITHEN で。



厨房に立つ Damber さんと Kandaru (下)さん。



ここではフロアーを担当する Kattri さんもコックさん。

2015-11-23

神子田の朝市

そうだ花巻へ行こう! 二日目。

朝7時、パラパラと冷たいミゾレが降り出した中をタクシーで神子田の朝市へ。
大方の商いは終わり店じまいした店もある。



一回りしてみたがとにかく野菜が安い。リンゴも安いが一箱の量が多すぎる。

光原社・可否館

材木町に宮沢賢治に縁の深い光原社を訪問。
光原社の横から奥に回り可否館の前でポーズをとる田中さんと木許さん。



可否館の奥は賢治の詩集『注文の多い料理店』が光原社によって出版されたことを記念する碑や、賢治の誌が抜き書きで白壁に連ねてある。



可否館の一服は丁寧に淹れられた深煎り豆。

宮沢賢治記念館

盛岡駅前でレンタカーを借りて今回の旅の目的地、花巻へ、宮沢賢治記念館 へ。ハンドルは鳥海さんにお任せ。



記念館の入口で猫の事務所のチェックを受ける。
雨天にもかかわらず館内は見学者が多い。賢治人気の高さだろう。館内は撮影禁止。



駐車場の端に建つのは注文の多い料理店「山猫軒」。

なめとこ山

戸を開ける前に嬉しくなる赤いポストと佇まいの「そば処 なめとこ山」は賢治記念館の真ん前。なめとこ山は賢治の作品『なめとこ山の熊』に出てくる実在の山。



鴨の脂が甘く感じる「つけ鴨」。そばの量も都内のソバ屋よりも多めで嬉しい。皿にのる小さな赤は柚子胡椒。付け汁にそば湯を足したときに使ってみたが気持ちサッパリ味になった。



仲良くシェア―した「旬菜の天ぷら盛り合わせ」は軽く塩がふってある。

盛岡八幡宮

盛岡に戻り盛岡八幡宮へ。
七五三ではしゃぐ田中さんと木許さん、何度目の七五三なのだろう?



折からの雨で黒光りする本殿の屋根。



柿の実が吊してあるのかと思ったら厄を封じて奉納されたヒョウタンだった。

ホテル・エース盛岡

今回の「そうだ花巻へ行こう!」の基地になったホテル・エース盛岡と盛岡のシンボル北上川。

2015-11-22

盛岡駅

そうだ花巻へ行こう! 一日目。

10:55 盛岡駅 着。
同行の士はグラフィックデザイナー・木許さん、グラフィックデザイナー・高橋さん、グラフィックデザイナー・田中さん、書体設計士・鳥海修さん。
啄木の筆跡を集めて組まれた「もりおか」の文字がかかる駅舎。



盛岡駅前から「でんでんバス」で繁華街を一回り。運賃は100円。

じゃじゃ麺

でんでんバスで駅前に戻ってから、腹ごしらえのためにタクシーで木許さん一押しのじゃじゃ麺専門店「香醤」へ移動。
モッチリではなくモチリとしたうどんと刻んだキューリの上に特製の味噌がのって出てきたやつを箸でよく混ぜていただく。
中国のジャージャー麺(炸醤麺)とは全くの別物でサッパリとコッテリが同居して、適度な麺のコシがクセになる。



残りが二割ほどになったら生卵をうどんの上に割り落とし、よく混ぜてから店員にに声をかける。戻ってきた器にはスープが入っているので改めて味噌や塩、コショウ、酢、ラー油、ニンニクなど好みで味を調整する。じゃじゃ麺とは全く別のものになっていた。

岩手県立美術館

鳥海さんの今日の講演会場となる県立岩手県立美術館は、香醤から徒歩で10足らず。



企画展示室では「松田松雄展」が開催されていた。鳥海さんの講演会終了後に美術館から頂いた招待券でジックリ見学できた。



一階ホール横の廊下壁面の装飾。

書体を作る職人

岩手県立美術館のプログラム「ミーツ・ザ・アーティスト」で講演する鳥海さんのタイトルは「日本人にとって文字は水であり米である」。会場のホールに用意されていた椅子は数が足りなくなり急遽追加されていた。



その場でリクエストを受けて文字をデザインする段になると、鳥海さんの周囲はご覧の通り。



まっさらな方眼紙にデッサンした文字に溝引きで墨を入れてゆく鳥海さんの手元に、鳥海さんを囲んだ人達の目は釘付け。
出てくるのは『オーッ』という溜め息のような感歎ばかり。



この日書いた文字は「こ」は、鳥海さんの真ん前に座っていた菅原少年のリクエスト。テストではねるのを忘れてバツになるこの字が嫌いなので、跳ねの無い「こ」を作って欲しいというリクエストだった。



鳥海さんからサインの入った「こ」をプレゼントされ喜んでいる菅原少年の笑顔と、少年よりも嬉しそうな顔の鳥海さん。

かまどのある家

夕食はホテルから徒歩圏のかまどのある家で。



店主おまかせの「季節のコース料理」で酒は岩手県産ホップを使ったサッポロビールでスタート。
三種盛りの奥のアイナメの刺身は少し熟成させた身の歯触りがトロッ、甘みも強い。ホタルイカの沖漬けは濃くて甘くい。ザルに入った温野菜、オリーブオイルでサッと揚げた野菜のうまさがストレートだ。



折爪三元豚・佐助の「やきとん盛り」は変な獣臭が無く噛み応えがあるのに、しっかりした味付けでサラッと胃に収まってしまった。



酒は南部美人の濁り酒や写真の「番外」など、話に弾んで写真を撮り忘れた。



これは何だったか、おろし大根がのっていたがタタキにしたアジだったかな?



いずれも満足顔の鳥海さん、高橋さん、田中さん、木許さん。



ホテルに戻る途中、客待ちをする痛車風タクシー。タクシーのこんな塗装を初めて見た。