2018-04-13

ペンタゴン・ペーパーズ

スピルバーグは上手いなぁ!
先週見た「レッド・スパロー」とは違った面白さで、甲乙つけられない。

森友・加計問題を報道する全国紙とTVキー局の幹部には是非とも見てもらいたい作品だ。

1971年6月13日(日)、「ベトナム関連公文書:米国政府の30年間の関与をペンタゴン・スタディが解明」という見出しで、ホワイトハウスがベトナム戦争に関して国民を欺いてきたことをニューヨーク・タイムスがスクープする。



ライバル紙に出し抜かれたワシントン・ポスト紙はライバル紙の情報源となったと思われる、1967年当時、アメリカ国防長官ロバート・マクナマラの指示で作成された7,000ページに及ぶ文書「米国のベトナム政策決定史 1945-1966年」を入手する。



ニクソン政権の申し立てによって連邦裁判所から記事の差し止め命令を受けたニューヨーク・タイムズに替わって、ワシントンポスト紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は入手したマクナマラ文書を公表しようと準備を急ぐ。



家族経営から株式を公開して開かれた企業へと脱皮を図る社主キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、マクナマラ文書を公表してホワイトハウスと対決するのか、公表せずに社を守るのかと言う難しい選択を迫られる。



終盤で差し込まれた新聞社の組版現場の数カットが興味深い。

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